HOME > ニュースページ > 環境問題 > 詳細

福建省でパラキシレン汚染に抗議 当局村民らを鎮圧

2014年07月01日

【新唐人2014年7月1日】福建省漳州市漳浦県古雷鎮の杏仔村では、パラキシレン(PX)工場による汚染に耐えきれず、村民らが座り込み抗議を続けています。6月29日、地元当局は千人を超える警察、特殊警察、城管を派遣し村民らを鎮圧し、多くの負傷者を出しました。村民24人が強制連行され、村は4000人以上の警察に包囲されています。

 

古雷開発区のパラキシレン(PX)工場によって大気が汚染され、付近の村民は息をするのも苦しく、夜には睡眠も取れないそうです。

 

古雷鎮村民 王さん

「まだ引っ越していないのに、工場が稼働しました。臭いですごいのです。杏仔村の多くの人が抗議に行きました。何日も続いています」

 

古雷鎮村民 洪さん

「家にもいられません。村全体で臭いがします。子どもたちはよく熱を出し、身体に水瘡が出ています。大気汚染なのです。海に出るのを休んで、皆 抗議に行きました」

 

村民によると、現在4000人の警察が村を包囲しており、手当たり次第村民を殴打、拘束しています。抗議を続けているのは老人と女性たちだけだそうです。

 

古雷鎮村民 洪さん

「武装警察や警察が大勢いるので入れません。村民が一言でも言うと人を捕まえます。写真を撮ろうと、携帯を取るだけでも捕まります。ちょっと大きい男の子は怖くて外に出たがりません。警察に遭うと捕まるからです」

 

村民によると、工場側は当初、1人当たり53万元賠償すると約束したものの、実際は9万元しかもらえなかったそうです。近隣の5つの村が立ち退きを迫られていますが、補償金が不合理なため、数百世帯がまだ村に残っています。杏仔村の600世帯は全員残って、抗議を続けています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/29/a1119554.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

 

トップページへ